聖書のすすめ 日々の黙想ブログ

アメリカのニュージャージーとニューヨークにある日本語教会の牧師から

否定的な思いにとらわれないように 心を守る方法

今日の聖書黙想 20年5月1日

聖書箇所 申命記12章1〜7節

 

序論

私たちは現在コロナの問題によって、

今までになかった難しく厳しい状況を、

通らなければならないということです。

 

感染してしまうのではという恐れはもちろん、

それだけではありません。

実に多くの不安と難しさを覚えながら、

この時期を過ごしているのでないでしょうか。

 

ある人は仕事が奪われていまい、

明日からどう生活をしていけば良いのか、

路頭に迷っている人がいるでしょう。

 

今まで順調だったビジネスが、

コロナの問題によって売上がガタ落ちし、

このままだともう閉鎖せざるを得ないという、

そんな状況に置かれている人もいるでしょう。

 

やるべきことやりたいことが、

たくさん与えられているにも関わらずに、

今はそれをやることが許されていない状況にあって、

もどかしさを感じている人もいることでしょう。

 

自分の人生で生き甲斐としていたものが、

コロナの問題によって奪われてしまい、

寂しい思いをしている人もいることでしょう。

 

とにかくコロナの問題を通して、

私たちの人生の様々な面において、

影響を受けていることを覚えるのです。

 

でも実は私たちが知るべき大切なことは、

目に見える何かが奪われてしまうことよりも、

目に見える何かが起こってしまうことよりも、

もっと重要な問題があることを知ることです。

 

それは私たちの心が間違ったものによって、

完全にとらわれてしまうことです。

満たされてはならない間違ったものによって、

満たされてしまうことです。

 

実は私たちにとって心さえ守ることができるならば、

心さえ悪い思いや否定的な思いから守ることができれば、

目に前に起こる問題はもはや問題ではなくなるのです。

 

もし心が間違った思いにとらわれているならば、

本当なら乗り越えることのできる問題であっても、

乗り越えることができないということが起こるのです。

 

ゆえに私たちは徹底して、

悪い思いを断ち切ることです。

否定的な思いを打ち砕くことです。

間違った思いで満たされることのがないように、

しっかりと私たちの心を守っていくことです。

 

今日の御言葉の黙想からこのことを学びます。

 

偶像をことごとく破壊しなければならない

今日の御言葉で言われていることは、

カナンの地にある異邦の民が拝んでいる、

偶像の神々をことごとく破壊せよということです。

 

申命記12章2〜3節

2 あなたがたが所有する異邦の民が、その神々に仕えた場所は、高い山の上であっても、丘の上であっても、また青々と茂ったどの木の下であっても、それをことごとく必ず破壊しなければならない。

3 彼らの祭壇をこわし、石の柱を打ち砕き、アシェラ像を火で焼き、彼らの神々の彫像を粉砕して、それらの名をその場所から消し去りなさい。

 

これからイスラエルはカナンの地に入ります。

カナンの地を所有地として生きていくのです。

 

そして彼らがカナンの地に入るならば、

まず初めにおこなうべき大切な仕事が、

偶像の神々を打ち砕くことであります。

 

完全にその場所から消し去ることであり、

少しであってもそれを残してはならないのです。

これぐらいは良いかと考え残してはならないのです。

 

なぜそうしなければならないのでしょうか。

 

それはイスラエルの民が影響を受けないためです。

偶像の神々の影響を受けてしまうことのないためです。

 

神様はイスラエルの民の弱さを知っています。

それは少しでも偶像の神々が存在をしていれば、

彼らはすぐにその影響を受けてしまうということです。

 

それをイスラエルは実際、

荒野の生活の中で行なっていたのです。

 

彼らはモーセというリーダーが見えなくなった時、

いとも簡単に神様の忌み嫌うべきことを、

すなわち偶像の神を造ってそれを拝んだのです。

 

神様が最も忌み嫌うべきことであると知りつつも、

彼らはいとも簡単に罪にとらわれてしまうのです。

 

それほどイスラエルの民は、

罪の誘惑に弱い存在であることを教えているのです。

 

もちろんそれはイスラエルの民に限らず、

私たちもそうであることを教えています。

 

だから神様はイスラエルに対して、

偶像の神々をことごとく破壊するように、

その場所から消し去ってしまうように命じるのです。

 

それは結局彼らを守るためなのです。

彼らが罪の中で生きることがないように、

彼らを守るためにそう言われているのです。

 

イスラエルを守るため。

 

今日のメッセージ 否定的な思いをことごとく破壊する

今日私たちがここから学ぶことは、

私たちの心を守る大切さであります。

否定的な思いにとらわれることがないように、

間違った思いに満たされることのないように、

それらをことごとく打ち砕いていくことです。

 

初めにも書いたように、

今の時代を生きる私たちにとっては、

特にこの心を守るという部分が非常に重要です。

 

心が否定的な思いでとらわれることがないように、

私たちの心に入り込んでしまうことがないように、

しっかりと私たちの心を守るということです。

 

否定的な思いを徹底して排除することです。

間違った思いを徹底して排除することです。

 

具体的には、

恐れ、不安、悩み、妬み、絶望、失望、その他、、

これらの思いを徹底して締め出すことです。

 

実は私たちにとってコロナの問題よりも、

この問題の方が深刻であることを覚えることです。

 

もし私たちの心が否定的なものから守られるならば、

目の前に起こる様々な問題は問題ではなくなるのです。

 

私たちの心が勝利をしているということならば、

目の前にある問題もすでに勝利しているのです。

 

だから聖書ではこのように教えています。

 

箴言4章23節

力の限り、見張って、あなたの心を見守れ。いのちの泉はこれからわく。

 

私たちの心さえ守ることができるならば、

そこからいのちの泉がわくということです。

 

心を守って生きることができる人は、

あらゆる状況に置かれていたとしても、

たとえそれがマイナスと思える状況でも、

心には感謝がある喜びがある平安があるという、

そういう人生を生きていくことができるのであります。

 

今日の御言葉の5節から見れば、

礼拝をすることをイスラエルに命じています。

 

礼拝がポイントです。

心を守る方法は礼拝です。

 

否定的な思いが襲ってくるたびに、

私たちは主を見上げ礼拝しましょう。

置かれたその場所で賛美をささげましょう。

聖書のみことばを朗読いたしましょう。

否定的な思いが私から去るように祈りましょう。

 

私たちの心が守られる時、

問題はもはや問題ではなくなるのです。

 

最後の最後まで私たちの心をしっかりと守り、

あらゆる誘惑を断ち切って勝利してまいりましょう。

 

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